HTML基礎編

リスト

実はメニューで使います

 リスト。箇条書きと言った方がわかりやすいでしょうか。先頭に中黒マーク「・」や番号などをつけてズラッと並べるやつです。例を見た方がわかりやすいですね。こういうやつです。

 プログラミング学習の5カ条
  1. 自分の手でやってみる
  2. バグが出て当たり前と心得る
  3. サンプルをまねる
  4. サンプルを少し変えて試す
  5. あきらめねェど根性

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 番号が1~5番まで振ってありますが、これは自動でついています。このような箇条書きは、本とかレポートとかではよく見かけますが、ウェブページではそれほど見ないかもしれません。でも実はほとんどのウェブページが目立つところで使ってます。それは「メニュー」です。このページも上の方に、よくある横並びのメニューがありますが(このページだと「HTML基礎編」の「リスト」が選択されています)、これは元々リストになっているものを、スタイルシート(CSS)で先頭の番号を消したり横並びにしたりしてメニューにしています。なので世の中のほとんどのウェブページで実はリストを使ってます。
 この他にも、何らかのワードとその説明をリストにするような場合もありますよね。これについても併せて確認します。いずれにせよ、リストも、情報に構造を与えるもの。なのでブロックレベル要素に含まれます。つまり、ブロックの「箱」のイメージ。雰囲気としては「中が仕切られた箱」という感じでしょうか。
 というわけで、これも試していきますが、その前に作業ファイルを作りましょう。これまでもやってきたようにエクスプローラでwebkisoフォルダを開き、ひな型ファイルhina.htmlを[Ctrl]+[c]でコピー、[Ctrl]+[v]で貼り付けます。できた「hina - コピー.html」の名前を変えて「ren05.html」としましょう。練習ファイルの05番目です。ファイルができたら、テキストエディタとブラウザを起動し、それぞれに「ren05.html」をドラッグ&ドロップしましょう。「ひな型ファイルってなに?」という人は「準備編・ひな型ファイル」をご覧下さい。
 準備が整ったら始めていきましょう。

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単純なリスト

 まずは上で見た例と同じようなものを作ってみましょう。そこで「ren05.html」に以下のテキストを入力します。文字だけなので以下のテキストエリアの内容を選択して [Ctrl]+[c](コピー)し、テキストエディタで<body>と</body>の間に[Ctrl]+[v](ペースト)。もう慣れましたか?

  

 実際の入力イメージは以下。タイトルタグも例によって「〇〇のページ」としていますが適当に修正して下さい。そして下のイメージの通り入力できたら、[Ctrl]+[s]で上書き保存、ブラウザを[F5]キーで更新します。これも例によって何の構造もない文字の羅列になります。

  

 そこでこの文字の羅列に「リスト」の構造を設定します。次のように編集しましょう。


  

 できたら[Ctrl]+[s]で保存、ブラウザを[F5]キーで更新します。以下のようになればOK。「中が仕切られた箱」に情報が整理されました。

  

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 説明します。まず、番号リストは、<ol>~</ol>タグによって実現します。「ol」は「ordered list」の略です。「オフィス・レディ」の略ではありません。そして、リストの要素は、<li>~</li>タグで指定します。番号は勝手につきますので、並び方を変えても、番号を気にしなくてもよいので便利ですね。
 一方で、中黒「・」などが先頭に表示される「番号なしリスト」はどう作るかですが、とても簡単。<ol>~</ol>タグの代わりに、<ul>~</ul>タグと使います。こちらは「unorderd list」の略です。やってみましょう。

  

 修正したら保存してブラウザで確かめます。番号なしリストになれば成功です。

  

 うまくいかないときは文字が合ってるか、全角文字になっていないか、終了タグがあるか、よく確かめましょう。

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 またリストタグは、入れ子にして階層的なリストを作れますし、属性を指定すると、リストの番号を「a、b、c・・」に変えたり、記号を■にしたりすることができます。番号や記号は、最近はスタイルシート(CSS)で指定するので、あまり属性を使うことはなくなりましたが、気になる人は、兄弟サイトウェブサイト作成入門・リストを見て下さい。

定義と説明のリスト

 リストのもう一つは、定義や説明のための<dl>、<dt>、<dd>タグによるもの。それぞれ「definition list」(定義リスト)、「definition term」(定義する用語)、「definition descriptiont」(定義の説明)の頭文字から来ています。
 これも試した方が早いので早速やってみましょう。先ほど作ったリストの後に以下のテキストを挿入して下さい。ちょうど、リストの終了タグ</ul>の後で、</body>タグの前です。

  

 追加したら[Ctrl]+[s]で保存。ブラウザ[F5]で確認しましょう。以下のような「用語」と「説明」ないし「定義」との関係のリストが表示されればOK。要は、<dl>~</dl>で全体のリストのボックスの箱を作り、その中に、<dt>~</dt>という「用語」を入れる箱と、その「説明」や「定義」を入れる<dd>~</dd>という箱を設置していく、というイメージです。わかりますか?HTMLと出力結果の対応関係をよく確かめて下さい。

  

 できたら次へ進みましょう。

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