開発環境準備編

テキストエディタ

おすすめテキストエディタ

 開発環境の設定で結構重要なことにテキストエディタがあります。つまり、プログラミングを書くソフト(アプリ)のことです。
 例えば、Windowsパソコンには「メモ帳」(notepad.exe)というテキストエディタがあります。使ったことありますか?あまりないかもしれませんが、テキストを入力し保存する、というだけの超シンプルなテキストエディタです。実はこれでもプログラムを作れますが、本当に最低限の機能しかありません。なのでプログラミングではかなり使いづらい。そこで別のテキストエディタを使います。
 そこでお勧めなのが「Terapad」(テラパッド)です。Terapadは、フリーのWindows用テキストエディタ。フリーではありますが、有料ソフトにも負けない十分な機能を備え、長い間、多くの人々に愛用されてきました。例えば、次のような機能があります。
  • 検索・置換
  • 編集を「元に戻す」「やり直し」
  • タブ・空白文字・改行などの可視化
  • ルーラーや行番号の表示
  • 画面分割

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 これだけではピンとこないかもしれませんが、これらの機能は結構大事。例えば2つ目。編集を元に戻したりやり直したりする機能ですが、例えば、プログラムを修正した後、うまく動かなくなった、ということはよくあります。そんな時、修正する前に戻したい、ということになります。たくさん修正していた場合、10操作とか30操作とか元に戻したくなります。しかし「メモ帳」では1つ前にしか戻せません(確かそのはずです~間違ってたらすみません)。修正前に戻したくても戻せない、ということになります。
 それから3つ目。タブや空白文字の可視化、つまりは見えるようにすることもとても重要。文字を入力するときに文字の間に入れる空白には「半角スペース」と「全角スペース」があります。「サイズが違うだけじゃん」と思ったら大間違いで、HTMLやCSSを含め、プログラミングでは大きな違いがあります。通常、プログラムを記述する際に「半角スペース」は使えますが、「全角スペース」は使えません。ですが「メモ帳」だと、半角スペースも全角スペースも単なる「空白」でしかなく区別がつきません。つまり「半角スペース2個」と「全角スペース1個」が同じに見えます。プログラムに含まれる不具合を「バグ」と言いますが、区別がつかないと「全角スペース」がバグの原因になります。ですがTerapadでは「半角スペース」や「全角スペース」などを目に見えるようにできるため「バグ」を防いだり、見つけたりすることがやりやすくなる、というわけです。
 というわけでプログラムの制作や学習には「Terapad」がおすすめなわけです。もちろん他にもフリーのテキストエディタはありますし、有料エディタもありますので、好みのエディタがあればそれを使っても構いません。なお、mac版のTerapadはありませんので、macの場合はmiなどを利用して下さい(macについては各自調べて下さい)。

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Terapadの入手と設定

 Terapadの入手方法は、Terapad公式サイトからダウンロードできます。公式サイトにはTerapadの使い方など詳しい情報もあります。
 すでに更新は止まっていますが、Windows7、8、8.1、10と問題なく使えています。公式サイトには、インストーラ付きとそうでない圧縮ファイルの2つがアップされています。
  • tpad109.exe (776KB) (インストーラ付き)
  • tpad109.zip (539KB)
 インストーラというのは、ダブルクリックして実行してパソコンにインストールして、Terapadの利用設定まで行える実行ファイル。~.zipというのは関連ファイルを圧縮しただけのファイルです。なぜ~.zipがあるかというと、Terapadはパソコンに組み込まなくても、ソフトのファイルを置いておくだけで利用できるから。なので~.zipファイルを圧縮解凍ソフトで解凍し、できたTerapad.exeファイルをダブルクリックすればTerapadが使えます。つまり、解凍されたファイルをまとめてUSBメモリのような外部メモリに保存しても使える、ということです。

USBメモリで持ち歩く方法

 「家のパソコンだけでHTMLとCSSを学ぶぜ!」という人は、上記のインストーラ版、ZIP版のどちらでもOK。ですが家だけじゃなく「学校のパソコン室でも使う」「職場のパソコンでも使う」という場合は、USBメモリに設定するのがおすすめ。持ち歩いて、家でも外でも同じ環境でプログラミング作業ができます。
 USBメモリに設定する場合は、上記のZIP版をダウンロードして、~.zipファイルを圧縮解凍ソフトで解凍します。あとは解凍してできたTerapad.exeファイルを、USBメモリにコピーしておけば準備完了。USBメモリ内のTerapad.exeファイルをダブルクリックすれば、Terapadのエディタが開きます。家でも外でもプログラミングの練習に取り組みたい人には便利ですね。

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